社会人から教員になった30代後半のおっさんブログ

社会人からふとしたきっかけで教員免許取得へ。

イディオム(熟語)は本で覚えるべきなのか

書店に行けば熟語の本がたくさん売っています。

まあ、熟語の本でなくとも単語帳には後ろにどういった前置詞でこういうことを言えるよ、ってな例が載っているものです。これは非常に便利な反面覚える量が膨大になっていくようにも感じます。

 

そもそも単語が前置詞に結びついて目的語につながっていく、という構造は、その前置詞や単語のニュアンスを理解しておくと楽になると思います。

 

例えばto とfromの違いは向かっていくイメージなのか、あっちから来るイメージなのか、という簡単なものであれば中学生のうちに習うものですし、その後日常生活の中で良く見かけるものなので刷り込まれてしまいます。

 

come fromで どこかから来る というイメージが楽に持てます。

 

これは他の前置詞、to of for over など様々なものにも応用されています。

というか、単語の後にどんな前置詞をつけるかによって言い表したいことは全く違う方向にいくわけですね。

 

じゃあ、熟語の本は全く要らないのか、といえばそうでも無いように思います。ネイティブは日常からその熟語的なものがたくさん使われている環境にいますのである程度慣れているわけです。

日本人はそういう環境にはいませんので慣れるために熟語の本を開いて頭の中に放り込んでおくことは必要でしょうね。ただ、これは英文のインプットをガンガン増やすことで対応もできそうです。

正直TOEICに特化するのなら熟語の本はほとんど必要なさそうだとも感じています。

そして長文を読んだり会話の中で英語を自由に操れるようになるスキルと、TOEICで高得点を取るスキルは結構別物のようにも思います。

これは短期間にスコアを伸ばす場合の話ですが。

 

知り合いの帰国子女は試験対策も別にせず、ふらっと試験を受けてフルスコアを取っていました。普通にネイティブならとれちゃうわけです。我々が簡単な日本語の試験を受けているような感覚だといってました。

がっつりとして英語力があれば900点台を取ることも難しく無いようですが、自分は1月で900点を目指すわけですから悠長なことは言ってられません。

 

ということで熟語に関しては一旦置いておいて勉強を進めてみます。前置詞などのイメージはちゃんとつけておきたいので何かしらの参考書で探してみようと思います。

 

先日読んだ本は

 

英文法をこわす―感覚による再構築 (NHKブックス)

英文法をこわす―感覚による再構築 (NHKブックス)

 

 という本でした。今人気の「一億人の英文法」という本の作者である大西泰斗さんの著書ですね。前置詞なり文法なりをイメージで捉えていこう、という本でした。

おそらく高校生など今の学校教育で英語を学んでいる人たちは読むと逆に混乱してしまうかもしれませんが、一度年月を置いて英語の勉強をスタートする人には便利かもしれません。

なぜなら、我々はある程度日本語が理解できるようになっているからです。しかもそれは日本語文法に則ってというよりは雰囲気をつかんでいるから、ですよね。そういう感覚で英語を捉えなおすと少し楽になってきます。

アマゾンレビューによるとこの英文法をこわす、は一億人の英文法へのとっかかり的な内容だ、と書いてありました。現在の日本における英語教育をバシバシとディスっております。ちなみにディスる、はdisrespectの略語みたいですね。

 

 で、今人気の本はこの下のやつですね。TOEIC試験までに読むかどうかはさておき一度は読んでみたい本だと思っています。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

 

 

 

 

直近の目標

とりあえず1月後のTOEICで900点オーバーを目指す。

 

無茶かもしれませんね。現在755点。たとえ対策をしたとしてもブログや本で見る限り900点というのは高い壁のように見えますね。

 

考えるに

・文法の基礎をおさらい

・語彙力を高める

・リスニングで取りこぼさない

 

などのトレーニングが必要だと思っていますが、この中で

文法

に関しては初歩の初歩くらいで十分な気もしています。仮定法だなんだ、と詳しく知っている必要はなくて時制がはっきりと認識できればそこまで問題にならなさそう。

 

むしろ語彙力の強化ですね。あんまり知らないビジネス用語が出てきたときについつい文章の前後から、この単語の意味なんだろう?と考えて結局時間を無駄にしたように思います。知っていれば済む話なのでとりあえずはTOEICに特化した単語帳なんかでさらっていきたいと思います。

 

Part5の文法問題で取りこぼすのも嫌なので接続詞やら前置詞を横断的に整理はして置いた方が良さそうです。それから動名詞とto不定詞をとる単語とか?

 

リスニングに関しては今は英語のラジオなんかを聞いていますが、各国の英語に少しは慣れておかないと意表をつかれそうです。

訛りのきついカナダ英語とか、何言ってるか全然わかんない。

 

前回のテストで時間不足で爆死したことを考えると、語彙力をあげてスピードアップを図る、ってとこが無難なラインかと思っています。

 

今から調べて見て色々対策をして見ます。

 

参考書も中古で買ったり(試験方式変わったとはいえさほど問題ではなさそう)してあるので色々使いながら試して見たいものですね。

 

日本語と英語の違い(まずは3点)

 

そもそもなんで英語ってとっつきにくいんだろう、と考える時に英語と日本語の違いを考えておくことは結構重要だと思っています。そりゃまあ言語自体も違うし、文字数も断然違います。アルファベット26文字で、漢字ひらがなカタカナのある日本語と同じ機能を果たすわけですから違って当然。必然。

ちなみに塾で教えていてもよく生徒さんが間違えるのも下記の3点だったりします。

 

 

アルファベット以外にどういうことが違いとしてあげられるのか、と考えると。

 

まず文法規則が根本から違う。

 

昔に習ったSVO とかってやつですよ。

Sはsubjectのことで、主語です。

Vはverbで動詞のこと。

Oはobjectで目的語。

 

これは一例で学校で習のは5文型に別れてますね。学者さんによってはもっと細かい文型に分ける方が良いって書いてたりもしますが、まあそれは良いや。

 

で、英語はSVO文型の言語なんですね。一方日本語はSOV文型の言語なんだそうです。

 

I love you.はS V O  の語順ですが

 

あなたを愛してるよ は 主語が省略されてO V だけになっています。

日本語って割と主語省略するんですよね。なもんで(S) O V文型みたいなもんです。

 

で、こういう文型の言語ってのは世界で6割くらいなんだそうですが、こういう言語に慣れているから、主語がなかったりってのがあたりまえなんですよ。

英語ではそうはいかない。基本的に主語があって、動詞があって、という基本の形が大事ですね。(もちろん会話においては主語落ちもあるんでしょうし、疑問文でも肯定文のイントネーションあげるだけで通じますよね。まあこれは日本語でも一緒)

 

これを逆手に取ると便利なもんだなあ、と最近は感じます。だってリスニングでも主語と動詞聞き取れれば概要はつかめるし、動詞も原型なのか進行形なのか受動か完了かの数パターンで聞けたら楽。あ、助動詞もあるからもうちょい増えるか。

英語の長文問題解くときなんかは、主語と動詞の位置で、長い文章でも結構簡単に読み解けたりしますね。

っていう風に言い聞かせてます、ってのが実際のところですが。超速い英語とか、どこぞの訛りの英語になると一気にパニックになりますね。。

 

で、他にも違いといえば

日本語は時制におおらかで、英語は厳しい。

 

どうやら英語はその動作の作業量に注目する文化のようですね。つまり過去から始まってどこまでやってたのか、とか、その時点でやってたのか今まで続けてるのか、とか。

まあ詳しく物事を一気に描写しちゃえる、ともいえますね。

特に過去形と過去完了形の違いが日本語にあまりない部分だったりするところに現れているようにも感じます。で、これも学者によっては「英語の時制は2種類」とかって言ってる人もいますしどれが正しいのかはわかりませんが。

 

冠詞で内容が一切変わってしまう。

有名なマークピーターセン氏の本にありますが

I ate a chicken last night.

って英文が面白いよね、ってエピソードがありまして。

日本人の友達が氏に手紙を送ってくるのかな、んでその手紙にこう書いてあった。

これを見て、文学的な表現というか猟奇的というか、そんな感想をネイティブは抱くのです、と。

 

要は上記の文章だと「私は昨日鶏を(生のまま、丸一匹)食べました」

ってニュアンスなんですね。aってついちゃうとそうなる。なんだか口から血を垂れ流しながら鶏をひっつかんでいる友人の姿を思い浮かべるんだそう。

なるほどなー、と。

 

ちなみに正しく書くなら

I ate chicken last night.

無冠詞にしちゃえば「鶏肉という総称」を表すことができるからですね。

 

本当はもっとたくさんの違いもあるし知っておくと便利なこともありそうですが、長くなりそうなのでこの3点に絞ってみました。

 

使うときに間違えやすいだろうポイントも結構この3点のような気がします。

 

ちなみに引用しましたマークピーターセンの本ってのは下に貼ってあるやつですね。

めっちゃ売れた(らしい)ので古本屋さんにもバンバン置いてあります。かなり面白い本なのでオススメ。

 

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

 

 

 

 

 

English learner このブログについてのご説明。

このブログについて

 

英語学習の初級者としてブログに記録を残していこうと思いスタートしてみました34歳です。

 

高校時代にも英語は学習していましたが、おそらく基本的な英語の持つニュアンスをわからないまま、なんとなく学習していました。当時ギリギリ英検2級を取ったもののそこから10年以上英語を本格的に学ぶことはありませんでした。

 

ただ、洋画が好きなので聞いていて知っている単語なら耳に入ってくる、くらいのリスニング能力です。

 

現在はTOEICスコアが755点。なんとも言えない微妙な点数。しかもリスニングは450点くらいあって、ライティングで点数が取れていない、という微妙な点数です。

まあ、試験の時に大問7番まで行き着かないくらいのレベルです。

 

恐ろしいのがこんなレベルで今は塾の講師をしていたりもします。(もちろん中学生がメインなのでそこまで困ることもありませんが)

 

この歳になって英語を勉強していると、高校時代とは違った視点で英語のことが見えてきます。文法の成り立ちの面白さや、単語の面白さ、そもそもなんで日本語と英語がこんなにとっつきにくいのだろう、とか。

一つにはインターネットの発達もあるかもしれませんね。なんせ我々の時代にはそんなものは気軽には使えませんでしたし、コンテンツも非常に少なかった。

今は気になればなんでも調べられる時代です。

 

正直に言えば英語の学習をしていてもしょーもない雑学の方が面白くてついそっちの知識ばかりが頭に残っていきます。

まあ、これも面白いので良しとしていますが、せっかくなのでブログにして残しておこう、というそういう魂胆でもあります。

 

同じ学習者の方もたくさんおられるでしょうし、ブログも人のモチベーションになりつつ、自分のモチベーション維持の為にも続けていきたい所存です。

 

中目標

とりあえずは年内にTOEICスコアを一気に900点台まで伸ばしてしまう

 

無謀にも思える目標ですが、なんとなく感覚ではそこまで無理でもないように考えています。人によって TOEICに対する考え方も違うようですが、1回受けてみた感覚では結構パズル的でもあるし、運動神経のいるゲームのようなものでもありますね。スピード大事。まあ、リスニングは気合で乗り切るしかない。と体育会系な考え方でチャレンジです。