イディオム(熟語)は本で覚えるべきなのか
書店に行けば熟語の本がたくさん売っています。
まあ、熟語の本でなくとも単語帳には後ろにどういった前置詞でこういうことを言えるよ、ってな例が載っているものです。これは非常に便利な反面覚える量が膨大になっていくようにも感じます。
そもそも単語が前置詞に結びついて目的語につながっていく、という構造は、その前置詞や単語のニュアンスを理解しておくと楽になると思います。
例えばto とfromの違いは向かっていくイメージなのか、あっちから来るイメージなのか、という簡単なものであれば中学生のうちに習うものですし、その後日常生活の中で良く見かけるものなので刷り込まれてしまいます。
come fromで どこかから来る というイメージが楽に持てます。
これは他の前置詞、to of for over など様々なものにも応用されています。
というか、単語の後にどんな前置詞をつけるかによって言い表したいことは全く違う方向にいくわけですね。
じゃあ、熟語の本は全く要らないのか、といえばそうでも無いように思います。ネイティブは日常からその熟語的なものがたくさん使われている環境にいますのである程度慣れているわけです。
日本人はそういう環境にはいませんので慣れるために熟語の本を開いて頭の中に放り込んでおくことは必要でしょうね。ただ、これは英文のインプットをガンガン増やすことで対応もできそうです。
正直TOEICに特化するのなら熟語の本はほとんど必要なさそうだとも感じています。
そして長文を読んだり会話の中で英語を自由に操れるようになるスキルと、TOEICで高得点を取るスキルは結構別物のようにも思います。
これは短期間にスコアを伸ばす場合の話ですが。
知り合いの帰国子女は試験対策も別にせず、ふらっと試験を受けてフルスコアを取っていました。普通にネイティブならとれちゃうわけです。我々が簡単な日本語の試験を受けているような感覚だといってました。
がっつりとして英語力があれば900点台を取ることも難しく無いようですが、自分は1月で900点を目指すわけですから悠長なことは言ってられません。
ということで熟語に関しては一旦置いておいて勉強を進めてみます。前置詞などのイメージはちゃんとつけておきたいので何かしらの参考書で探してみようと思います。
先日読んだ本は
という本でした。今人気の「一億人の英文法」という本の作者である大西泰斗さんの著書ですね。前置詞なり文法なりをイメージで捉えていこう、という本でした。
おそらく高校生など今の学校教育で英語を学んでいる人たちは読むと逆に混乱してしまうかもしれませんが、一度年月を置いて英語の勉強をスタートする人には便利かもしれません。
なぜなら、我々はある程度日本語が理解できるようになっているからです。しかもそれは日本語文法に則ってというよりは雰囲気をつかんでいるから、ですよね。そういう感覚で英語を捉えなおすと少し楽になってきます。
アマゾンレビューによるとこの英文法をこわす、は一億人の英文法へのとっかかり的な内容だ、と書いてありました。現在の日本における英語教育をバシバシとディスっております。ちなみにディスる、はdisrespectの略語みたいですね。
で、今人気の本はこの下のやつですね。TOEIC試験までに読むかどうかはさておき一度は読んでみたい本だと思っています。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 68回
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