プリント配布の技術が下手なだけで生徒にナメられるって話
プリント配布の技術は必須ですね。
そもそもプリントを多用はしたくないし、欠席がいたり予備の一枚あったりで余っていくのも嫌だし。
なんだか学校現場ってほんまにプリント至上主義ですよね。さっさとネットとかに切り替えたりでええのに。大学なんかに寄せていけばいいだけの話で。そりゃあ、金銭的な面でネット環境が、とかもあるかもしれませんが。
で、配布の技術。別に大層なことではないのですが、1日何回も配りますのでスキルは必要。
小テストするにしても、授業の時間を使いすぎるのは微妙ですよね。
よくあるやり方を自分も踏襲しています。銀行員のお札数えるテクニックのもの。扇型に開いて、指2本とかで2枚ずつくらいに分けていくってなもの。
扇型じゃなくても上手くずらせると指の感触で何枚ずつ、とか取り分けられますし、いろんなスタイルが出来ると回収物のチェック時にも使えますしね。
プリント回収も必ず順番通りになるように回収します。
たとえば生徒への指示は
「自分のものが上に重なるようにして後ろから前に流す」
とかで、最終的にどちらかの列から重ねておけば、パソコンへの入力時にも楽ですし、返却も楽です。
いや、こんなん当たり前やん!って思うでしょ?
これが出来ない人、とかしない人とペア組まされたりしたらたまったもんじゃなくてね。
しかもこっちがチェックする時とかね。で、そういう人が職歴長かったりしてね。
注意していいものかどうか、みたいな。でもしなけりゃチェック時、返却時と数秒ずつですがタイムロスが起こるわけです。
チリも積もれば山となります。で、こういう細かな「仕事の出来なさ」を生徒は見ているわけです。結果小馬鹿にされたり、言うこと聞かなくなったり。
こういう小さなポイントで「ナメられる」ことはあると思っています。
出来るか出来ないか、も一つの重要な視点ですが、なによりも「成長しようとしている人間か否か」を嗅覚で嗅ぎ分けられます。こんなもん、大人の世界でもそうですよね。
神は細部にやどる、のですね。