雑感
アクティブラーニングの是非については難しいところがありますね。
今でも推しているのでしょうかね。確かに大学などで、しかも有る程度の学力や共通の知識のあるコミュニティであれば有効だとも感じます。むしろ有効なんでしょう。
しかし、中学高校のような、知識をたくさん吸収すべき、と言う現場においてはたして対話的・主体的な学びが必要か、そして可能か、と言う部分は甚だ疑問ではあります。
学びの現場に置いて一律に「アクティブラーニング」を推進しすぎることは現実的ではないとも感じています。
特に教育困難校の場合、アクティブラーニングだとか言ってグループワークをさせてみたら、おそらく一瞬で授業崩壊するでしょうね。テーマを決めて話し合いをしてみよう、と言ったところでそもそも学ぶ意欲の無い子供達がいたのなら、その子達は間違いなく別の話をし始めるでしょう。
さらに言うなら、基礎的な知識もないまま「お題について色々意見を出して話をしよう」で話が広がることはまずあり得ません。
と、こう言うことを書くと「現場の教員のスキルが低いからだ」とか「研修をしよう」とかってなるのかもしれません。ぜひ机上の空論で話をしている方がいたら、困難校で研修をしてみてほしいなと思う次第。
面白いと思うんですけどね、困難校での実習体験とか。