社会人から教員になった30代後半のおっさんブログ

社会人からふとしたきっかけで教員免許取得へ。

部活と顧問

最近本当によく聞きますね、部活動と顧問について。

専門家に任せるシステムを作って教員の負担を減らしつつ、さらに部活動の専門性を高めよう、って流れは非常にいいと思います。もちろん教員が専門の場合は教員がやったらいいでしょうし、役割を分担していくことで負担を減らすことも可能でしょう。

財源どうすんの?とか責任の所在が曖昧になる、とか解決すべき問題も多そうですが動き出さないことには教員志望の人が減る一方にも思いますしね。

 

ただ、教員の手当て?あれは期待してはいけません。別に自分も1日働いても2、000円みたいな報道レベルでやってたりしますけどね笑

もっと出してくれたら嬉しいなあ、とも思いますが、無いからやらねえ!とはなりません。

 

あとね、公立なんかでは殆どの部活で、素人の先生でも顧問を当てられます。ってか昔何かやってました、とか無視。関係ない。サッカーしかやってこなかった人がバスケットボール部の顧問とか普通です。

これは正直なんとかせえよ、とは思いますけどね笑

 

生徒が可哀想。

夏休み

夏休み期間に入りましたが、ここでも学校毎に休みの期間、時間などが様々なようです。教員を目指す人たちが多数このブログを見てくれているようなので書いておきます。

 

そもそも、生徒が夏休みになったとて教員も一緒に休んでいるわけではありません。これはもう散々ネットにも書かれていますので特筆すべきことでもないかもしれませんが。

普段たまりがちな事務処理をしたり、前倒しでできることをやったり、授業準備も年間のペースがつかめている頃なのでここで一気に詰めておきたいところですしね。

学校によっては補講もあるでしょうし、勉強合宿があったり、三者面談をしたり。そんなことをしているとなんだかんだで時間は足りません。

それこそ学習指導要領も変更ありますから対応していかないといけませんし。

 

高校では上記のような流れの学校が多いようです。

 

生徒夏休み入る

事務処理、合宿、補講などを行う

お盆の周辺からお休み。今年なら11日から19日まで休める、って学校も多いと思います。

 

ただし!これは部活の大会などがない場合、ですね。

無い、ってことは半分くらいの部活にとってはありえません笑

運動部の大会もそうですし、吹奏楽などの文化部もこういう長期の休みの時期にしか大会などができないため、集中して行われます。

なので、どの部活の顧問になるかによってお休みの期間は変わります。

 

中学校も聞いたところによると殆どの流れは変わりません。が、もう少し休みが多いイメージではありますね。

 

転職組の人からしたら正直、一週間近く休める、ってだけでかなりびっくりします。超ホワイト企業や大企業、業種によっては普通の事かもしれませんが、周りの友人と話をしていてもここまで長い業種も珍しいですね。

ただし、教員の世界にどっぷりの人たちにとっては1週間なんてのは取れて当たり前です。去年の方が長く取れたのに!なんて声もよく聞きます。

確かに超効率化を図っていればもう少し休みを増やすことも可能な職種ではありますね。

(部活によります)

 

エクセルのお話

これはまた書きますがメモ的に。

 

エクセル使う時にですね、名簿順のエクセルに点数入力しますよね。でも席替えしちゃうと面倒っちゃ面倒。

 

そんな時はエクセルの下の方なり別のシートに席替えした順番のリストを作っておきましょう。そっちに順番に入力すれば名簿順の方に反映されるようにエクセル「=」で最初にチョチョイといじっておけばかなりの時短。

 

他にも何か書類を作る、って時に出席番号入れたら名前が出るようにしておく、とか、教科名入れたら教科担当者が自動で出てくるようにしておく、とか。こんなん超便利なのに使ってる人の少ないこと少ないこと。

 

まあそもそもパソコンの辞書登録にも使いそうな言葉や名前やら入れといてもいいし。

 

他にもダブりがないか確認するって作業もたまにありますが、こんなんも関数で一撃です。

 

詳細に書いた方が良いかな、どうだろう。

 

けども前にも書いたかもしれませんが

Excelを使いこなせる知識がある」ことが必要ではなく

Excelで何ができるのかを知っておく」ことが必要です。

 

あ、これ時短できるわ、って作業見つけたら速攻で参考書日開いたりネットで検索すればいいのです。

 

もうねー、時短できてない教員多すぎて。生産性の低い仕事はしてはいけませんね。

教員の技術

最近、「今度教員採用試験を受ける」という大学生の方がスランプに陥っている、という話を聞いて思った話。

 

散々言われていますが、教員には教科指導力はもちろん必要ですがそれにプラスして生徒指導力が必要です。まあ、さらに事務作業能力は必須なんですけどね。

 

で、自分が勤めている学校はかなり偏差値も低く、荒れた子もかなり多いです。教員が気を抜いたり舐められたりすると一気に授業は崩壊していきます。もう一瞬で。

で、これには生徒指導の力が必要になりますが、教員免許を取る時の教科書では正直学べません。だって不良少年たちをどう抑えつけるか、とかその子たちをどう振り向かせるか、なんて書いてませんよね。

ヤンキーマンガでも読んで不良に対抗する術を見つけるのか、芸人さんを見てエンターテイナーとしての技術を磨くのか。はたまた彼らの趣味を勉強して話を合わせられるようにするのか。

どれも正解だと思っていますけどね。

 

要は試行錯誤していかなければならないということ。

 

ただ、ここで問題になるのは「教員経験あり」の人たちや、「理想で頭でっかち」の人たち。見ていて思うのが、なんでこの人は自分のやり方が正解だと思っているんだろう、と思わされる人が多いという事実。

 

そりゃ一本筋の通った指導は必要ですが、自分を曲げなさ過ぎると「生徒が悪い」とか「学校のシステムが悪い」とかって思考に陥るんですよね。これは成長の機会を完全に失っています。順応することが賢いとは言いませんが、教員であり我々もまた「学ぶ人」であるためにはその姿勢を大事にしなければなりません。

 

別にきれいごと言うつもりもないんですけどね。

 

じゃあ、結局教員になってからしかそういったスキルは身につけられないのか、と言うとそうでもありません。このスキルは基本的にコミュニケーションスキルが高ければなんとかなるものです。そのコミュニケーションは沢山の種類の人達を対象にとれているとさらに良いかと。

 

頭でっかちにならず、「うまくやる」って実は一番大事なんじゃないのかな、と。

 

ちなみに教員は対生徒も多いですが、対保護者ってのもかなり多くあります。やっぱりスキルが大事。

教員の休日

休みが少ない!

 

というのが教員に対するイメージではないでしょうか。

もしくは、サービス残業が多い!かな。部活もあると休みは中々取れませんよね。運動部でも毎日練習、なんてのはザラです。

 

ただし、自分の場合そこまで感じることはありません。確かに定められた休日でも部活動のために出勤はします。

 

そもそも長期休暇が意外ときっちり取れちゃうところも教員のいいところでもあります。夏休みとか、もちろん生徒がいない間にも仕事は大量にあります。むしろそういう時に事務仕事を一気に片付けておくことは非常に重要です。授業はなくても三者面談があったり補講をしたり、そういう仕事もたくさんあります。

しかし一般的な大企業ならもちろん大型の休みもあるでしょうが、サービス業や介護職なんかだと長期休暇なんてまずありませんよね。そういう意味では5日連続で休めたりとかあるだけでも十分のようにも感じています。

 

サービス残業に関してはどうでしょうね。事務仕事の量はかなりありますが、効率化を求めてやれば時短は可能だと感じています。

 

「そういう事務仕事にも心を込めてきっちりゆっくりやるべきだ」

みたいな意見もあるかもしれませんが、そんなもんはアホの意見です。

 

時短して効率化して、教員の体調を万全にし、自己研鑽することで生徒に還元できるのですからわざわざ疲弊する必要なんぞどこにもありません。そもそも生徒と直に話す時間を設けるためにも事務処理なんぞさっさと終わらせなければならないですしね。

 

さらに部活動での出勤も徐々に変わっていく世の中ではありますね。

スポーツにおいても文化部においても緩急が大事です。トレーニングは必ず毎日すべきなのか、といえばそうではないでしょう。

休養と負荷とが良いバランスで組まれることが大事です。

 

こういうことを考えながら教員が指導をしていけば、少しずつやりやすい世の中担っていくのかな、と考えたりもします。

エクセルは本買って勉強すべき

タイトルの通り。

 

まーなんせ色んな資料作ったり統計取ったりもするわけです。データベース的な運用もします。

けども教員ってパソコン使えない人の多いこと多いこと。そりゃ普通には使える人多いですが、タイピングも遅いしエクセルもただの表だと思ってたり。

 

「エクセルがあってるか一旦電卓で検算してね」

 

というセリフをリアルで聞いた時の衝撃といったら!!!

 

枠だけ作って一旦プリントしてそれに手書きでごちゃごちゃ計算したもの書いて、最後にパソコンに打つんでっせ。

 

で「忙しい」「時間がない」とか言われた日にゃあ、ね。

 

効率化は絶対にしなければなりません。昔からこうやってるから、とかどうでも良すぎる。時短をしてプライベートに当てるもよし、生徒に還元するもよし。

一冊でいいから本買って勉強した方がいいですよ。

 

古い体制の学校も多いと聞きます。勉強してからそういうところに行けば重宝されますよ。

教員就活あれやこれや

教員の就活いつすんねん、って話。私学の話と周りで聞いている話なんかから書いておきます。

 

夏くらいに結構募集が出ますよね。で、公立は教員採用試験のスケジュール見ればわかるんですが、私立の大手は公立よりも先に良い人材をとっておきたいので早めに採用しているところも多いようです。

 

私学教員募集についてまとめて載せているHPがあるのでこまめにチェックしておいたほうがいいですよね。特に五教科以外の教員だと募集も少ないので結構熾烈だと思います。

 

私立では「来年も継続勤務するか」ってな話を夏過ぎにはしておくのが一般的なようです。学校側から常勤講師の方に「来年は継続ありません」と伝えるのもこの時期。結構早い。これは他の学校探すのにも困るだろうから、という配慮ですね。

 

で、一斉に各学校が動けば人員の移動もできるわけで。

私立の学校では非常勤で雇用し続けるなら正規雇用にしてね、という法律があったりするので3年一区切りで契約を切ってしまう学校も結構あるようです。そりゃ慈善事業じゃないからそうなりますわな。常勤も3年を目処に専任になるか契約更新なしか。

なんとも世知辛いようにも感じますが、まあこんなもんなんでしょう。

 

早めに動く学校は割と偏差値も高かったり、雇用形態がちゃんとしていたり、賃金形態が良かったり、そんな確率が高いようですが(データがあるわけではないですよ)じゃあ後から募集がかかる学校はダメか、というとそうではありません。

 

実際にこの記事を書いている今の時期(3月半ば)でも募集は結構あります。これね、突発的にやめる人も結構いる業界なんですよね。さらに他の学校からのお誘い、引き抜きなんかもあったりして、ギリギリの時期にも移動はあるんです。

実際に公立の学校の講師もこの時期に決まっていくことも多いみたいです。県の講師登録なんかをしておくと講師を探している学校さんから連絡が来るんですが、今の時期でもバンバン電話が鳴ったりします。

 

ちなみに給与形態も様々ですが、新卒なら20万前後からとかが多いのかな。年齢によって変わるところもありますし、どうせ残業するから一律いくらつけとくね、っていう手当もちょろっとついたりして。

体感としては偏差値高い学校は激務でしょうけど給与も良いイメージです。

いきなり35万前後から常勤、ってのもあります。

 

公立の方がいいのかどうか、ってのはそれぞれの人次第なのでなんとも言えませんが、少なくとも教員の仕事で(募集の多い教科なら)就職先が見つからない!ってことはあんまりないと思います。学歴や資格、経歴ももちろん大事だとは思いますが、それ以上に人手不足感を見ていると感じます。