教員の大型連休とその過ごし方
さて、大型連休もあと3日となってしまいました。
教員で10連休の人も結構いそうだなと思う反面、ほとんど休んでない人がいることも知っています。
研修会とかもあるかもしれませんが、どちらかというと部活ですよね。
運動部もこの時期に試合などありますし、文化部も吹奏楽や軽音楽部はこの連休中に演奏会や予選会が行われていますね。
文化部であれば演奏会なんてのは保護者に来てもらう目的もありますから、連休とはいえ土日に設定されています。
そうなると顧問はそこまでの日程を練習に当てなければならないので結果、休みなんぞ取れるか!という状況になるわけです。
顧問、副顧問といる場合であれば交代制にもできますけどね。最近は部活も週に1〜2回の休みを取るように、という流れもありますので今までよりはマシな状況になっているのかも知れません。
部活で最近思うところはもうひとつ。世の中的には「働き方改革」とかなんとかで部活動の動きも見直されて来ています。外部コーチを積極的に導入して部活動のスキルは高めながらも教員の負担を減らそう、という流れ、これは非常に良いですよね。
ただ、最近びっくりしたのはこれに反対している、というか嫌悪感を示している教員が意外に多いことです。
スポ根というのか、それとも「我が城」のように顧問の先生が一生懸命引っ張るのが部活の「正しいあり方」だと思っているのか。
外部コーチ、という言葉に対して「良いね、お金ある学校は」(私が直接言われたわけではありません)と返す教員がいるんだそうです。
まあ、そういう気持ちもあるんだろうな、ということは想像できるんですが、そういうことを年配の教員がやっちゃうと若い教員なんて入ってこないし、辞めちゃうし、せっかくの良い流れも途絶えちゃうし・・・・と思うんですよね。
時代の流れもありますし、GAFAみたいな大企業のユニークな働き方なんてのも、今は皆が簡単に情報を入手して知っている状態な訳です。そしてそういった企業に近い形態の職種も溢れているわけですよね。そんな中で古い価値観で教員業界が進んでいくと非常にまずいんじゃあなかろうか、と。
ああ、話が大型連休から逸れてしまったんですが、とはいえ部活も楽しいもんなんですけどね。普段業務がバタバタしていて中々練習を見たり指導をしたりということができなかったりしますが、こういう機会にコミュニケーションを取りながらスキルアップを目指せるという部分も正直大事です。
極端にならずに適度に動かせたら一番良いんですけどねえ。
あとはこういった機会に一気に教材研究をしたり、準備をしたり、自己研鑽をしたり。
それこそ旅行に行って現地の写真やエピソードをたくさん拾ってくることも大事なことですよね。
普段は読めずにたまっていた本を読むこと、それこそ教員同士で飲みに行きつつ情報交換をすること、なんてのも良いのかも知れません。
こういう機会に普段の業務の続きをやる、のではなく「普段できない拡張された業務をする」ことが非常に大事なのかな、と思いますね。