社会人から教員になった30代後半のおっさんブログ

社会人からふとしたきっかけで教員免許取得へ。

仮定法や完了形はいらないとかいう話

こないだ、英語系の冊子を読んでいると、企業の方がタイトルに書いてあるようなことをインタビューで答えていました。

 

営業系だったかな、そんな職種なのですが、仮定法や完了形は必要なくて、単語をつなぎ合わせることでコミュニケーションが「取れる」とのことでした。

 

スピードラーニングやら、3語で英語は話せるやら、なにやら「簡単に英語は話せる」みたいなブームなのかもしれませんが、少なくとも仮定法・完了形は必須でしょうよ、と個人的には思います。

 

んで別に仮定法も完了形も難しくはありませんしね。

 

コミュニケーションは「取れる」のかもしれませんが真意は絶対に伝わらんやろなあ、とも思います。というか、それぐらい分からずに「仕事に」英語を持ち込んだら自身が不利になりますわな。

 

なんとなく言いたいことはわかるけど、本当の意味はつかめない、程度の英語が話せるに過ぎないと思われます。

 

そもそもインタビューに答えている「仮定法や完了形は必要ない人種」は、その言葉を話された人の真意を知りません。

だってそれくらいの文法もわからずに自分の言いたいことを押し付けるだけのことをしていますからね。(しかも超ざっくり)

で、言いたいことを「適当な言葉」で言って満足している連中の言うことは信用してはいけません。

その人たちは「伝わったかどうか」はおいておいて「言えたかどうか」をみています。

それはコミュニケーションにはなっていません。おそらくそういう人々は日本語環境においても同じことをしています。(偏見)

 

というか、英語をちゃんと勉強している人たちは仮定法や完了形をないがしろには絶対しないと思います。

そして、ネイティブの人たちもその辺の文法はかなり早い段階で身につけてしまいます。

ってかどちらの文法も日常会話でバンバン出てきますしね。日本語でもしかり。

ちょっとこんな話を見たもので急に書いている、というエントリでした。

 

ただし、ざっくり単語でコミュニケーションを取ることは非常に大事ですよね。

正しい英語とか正しい言語に捉われる必要は一切ありません。

 

伝わって、楽しい、ってのも必須です。正しい言語を使おうとするあまり、喋れない、てのもそれはそれでおかしい。

「ビジネスで」どうこうって言われると違和感ありますよね、って話。

 

友達になるのに「正しい言語を使えているのか」は基準になりませんからね。

あしからず。