社会人から教員になった30代後半のおっさんブログ

社会人からふとしたきっかけで教員免許取得へ。

新任教員の方が準備すべきこと7

7個目。

 

「名前を覚える」

 

これ、じつは新学期入ったり授業始まらないとできないんですが、とっても重要です。

名前って言っても生徒の、ですよ。同僚の先生方の名前も覚えなければならないんですが、それは机の配置図なんかをゲットしてさくっと覚えてしまいましょう。ぶっちゃけ、「先生」と呼べば事足ります。

(ちなみに異業種から転職すると「先生」と呼び合っていることには違和感を感じます。)

 

なんせ名前を覚えているかどうかで、生徒からの最初の信頼度がかなり左右される気がしています。(まあ、逆に「名前なんかすぐ覚えられるか!」という強気なスタンスでも高校くらいなら許されるかもしれません。小学校とかだとさすがにまずいかな・・・)

 

ただし、名前を職員室で覚えているのも非効率的ではあります。

 

何かの本で読んだのですが、名前は3回呼ぶと覚えやすい?みたいなものを読んだことがあり、なるほどなあ、と感心した記憶があります。

 

最初は名簿見ながら呼ぶ。

次は名簿見た後に名簿を見ずに呼ぶ。

最後は名簿なしで呼ぶ。

 

こうやって3回呼んでみると割と定着するようです。なんか細部が違うような気もしますが、こんな感じ。

 

「えーとこれはヤマダさん、と呼ぶのかな」が1回目。

ここで読み方が難しいものに関してはさっさと名簿に振り仮名をつけておきましょう。

 

何か話をしながら、チラッと名簿や座席表を見て(あの子がヤマダさん)と認識したのちにちょっとしてから「ヤマダさん」と呼ぶのが2回目。

 

3回目は(あの子が確かヤマダだったはず・・・)と思いながら「ヤマダさん」と呼ぶ。

 

ってな要領ですね。

 

自分はこんな感じでやりつつも最初の授業なんかで雑談を踏まえつつ好きなものや好きな歌手、飼っているペットなど適当な情報も収集しています。

「最近アニメにハマっているヤマダさん」

「柴犬を飼っているタナカさん」

みたいな感じで付加的な情報を一つ持っておくと定着しやすいです。

 

授業の最初の方なんかにグループワークでいきなり英単語しりとりとかやらせてワイワイコミュニケーションとりながらついでに情報収集、とか。

小さな紙を配って好きなアーティストと最近のトピックスを書かせて何か情報を引き出したり、とか。

 

出席をとりながら呼んだりすることでも覚えてはいけるのですが、中々時間かかりますしね。

 

あとは授業はじまってすぐのあたりでこういうトライをしておく方が楽チンです。

だって最初のほうで間違う分には問題がないから。

 

数ヶ月経ってあまり目立たない子の名前を覚えていなかったり間違えたりするのはあまり良いことではないですしね。

 

逆に教員の名前を覚えない生徒が多い学校もあると思いますが、子供と大人では条件が違いますしね。

あとは変にあだ名で呼ばない方が良い、と個人的には思っています。

変に馴れ馴れしい関係になると、指導しづらくなることも多々ありますし、友達になるわけではないこと、社会性をも勉強する場所であることを考えると名字で呼ぶのが普通なのかな、と思っています。

 

なんかコンビニ店員の人がお客さんの容姿や買うもので適当にあだ名つけがち、みたいなものを見たことがありますが、容姿をメモったり、それと紐付けするのはやめておきましょう。

そのメモ落としたらどうなんねん、って感じですし、まあする人いないとは思いたいですけども。

 

教員間でのいじめとかガンガンあるくらいですし、教員が皆分別のある人だとは思えませんしね。