社会人から教員になった30代後半のおっさんブログ

社会人からふとしたきっかけで教員免許取得へ。

教員の1日

新任の先生が〜とかって書いてて、そういえば昔はどんなスケジュールで動いているのかをあまり知らなかったなあ、と思いました。

 

ざっくりした例で書いてみます。高校です。

 

授業開始の1時間前くらい(7:30とか8:00くらい?)出勤。

出勤するとタイムカードや出勤簿にチェックをし、一時間目の準備や朝会議、学校によっては校務分掌の会議なども。朝にホームルームクラス(担任を持っているクラス)があり、朝に朝礼がある学校は生徒の登校時間に出席確認や朝礼をしに行く。朝礼無くてそのまま1時間目の授業になる場合もあります。最初の朝礼が小テスト、という学校も結構聞きます。

 

1コマめ。

高校の教員は専門科目を教えるので、ここからは教員によってスケジュールはバラバラですが、1日6コマある学校で、生徒は週に30コマ分の枠があるわけです。このなかで学校によって違いますし、分掌や役職、教科にもよりますが、15コマ〜20コマなんかを担当するわけです。

もちろん曜日によっては全コマ埋まっている日があったり、1コマしかなかったり。いろんなパターンがあります。

1限から授業がある時は前日までに準備をしておく必要がありますし、2コマ目以降なら最悪その日に準備もできます。

空きコマでは欠席や遅刻の生徒の対応、電話連絡など、授業の準備、分掌の仕事(生活指導とか教務だとかそういうものに振られていますのでそう言った仕事が沢山、山のようにあります。さらにイベントもの、文化祭体育祭などの係りもあったりします)などをこなしていきます。

 

授業中に気分が悪くなっった、早退する、など様々なことも舞い込んできながらお昼。

ここも学校によりますが、ちゃんと給湯室や食事室があって休憩できる場所がある場合もありますし、自席で食事を、という場合もあります。

自分のスケジュールに合わせて時間は適当なことがほとんどです。別に11:30に食べても良いし、13:00にしてもいいし、という感じ。昼休みは食堂は生徒でいっぱいになりますので、食堂を利用する人は昼休み前後に時間をずらしたり、ですね。

昼休みは生徒が訪ねてきたりするので、悩ましいところです。

 

そして午後の授業へ。

これもスケジュールはバラバラですね。

 

 

そして15:30とか16:30とか、学校によって違いますが終礼ですね。担任クラスで伝達をしたり話をしたり掃除したり、なんじゃかんじゃやっていきます。

提出物も回収し、3年生だと進路のことや調査書のことなどをやっていったり。

で、そうこうしてたら17:00とかです。

退勤時間ですが、仕事はまだまだあります。しかも部活に行かないといけません。

まあ部活の方は生徒に自主的にやらせておいて終礼だけ、ってパターンもあるとは思うのですが、部活も学校によってマチマチですね。18:00とか19:00くらいまでが一般的なのかな?

 

ここからも学校によりますが、職員室に戻って次の授業の準備や、生徒に関することなどを片付けていきます。個人情報なんかもあるので持ち帰るわけには行かない仕事も多いですしね。

 

もちろん日中に仕事が終わっていれば部活終わって帰っても良いです。部活手当は報道などでもしょっちゅうでていますのでそちらを見てください。基本はボランタリーな仕事です。(こういうこと書くとブラックですね・・・)

 

で、まあ呑みに行く教員は呑みに行くし、帰って教材研究や教材作成をする、というながれですね。

 

あれ?ブラック企業じゃね?って思う方もいらっしゃるでしょう。

 

ちなみに残業代?そんなもんは出ません。こちらもニュース記事なんかを見てみてくださいね。

 

このブログは「教員はブラック」と言いたいものではないので、とりあえず個人の感想はおいておきますが、高校教員の1日の一例を書いてみました。

学校によっては17:00に帰れるように制度設計を進めているところも沢山あります。ので一概にどうこう言えるものではないことも捕捉しておきます。

 

まあ、なんせこんなドタバタで1日を送っていきますので、そこそこ準備が必要だ、ということなんですね。