社会人から教員になった30代後半のおっさんブログ

社会人からふとしたきっかけで教員免許取得へ。

休校で困ることは沢山

だからといって休校解除して欲しいというわけではありません。休校自体は仕方がないことですし、大学などでは後期からの授業再開を目処に動くところも出てきているようです。

 

小中高ももしかするとそこまで伸びる可能性もあります。今は言葉は悪いかもしれませんが、戦時中みたいなものだと考えられます。

のんびりといつも通りの生活を送れる時期ではありません。

 

さて、そうは言っても教育活動が停滞しても良くはありません。

 

中高では、進学校・普通校・教育困難校といった様々なタイプの学校があると思いますが、(特別支援学校はいったん置いておきます)それぞれに困ることがあります。

 

まずこの新年度はじまってすぐのタイミングということで、新一年生への伝達などが遅れていくことなどが困りますね。

進学・普通校では、学校生活のことはもちろんのこと受験に向けた動きもスタートする時期です。受験に対しての心構えや、基本的な勉強方法、またそういった話をしていくことで徐々にモチベーションが上がっていく時期でもあるでしょう。

ここで、休校が続き、モチベーションがあげられず、小中を卒業して「ちょっと遊ぶか」という気持ちのまま時間が過ぎていくのは非常に怖いことでもあります。

また、教育困難校では、受験どうこうよりも長期の休みができることで生活自体が荒れていきます。昼夜逆転し、学校に通うという習慣でギリギリ保っていた生活リズムも崩壊します。

また新一年生は小学校・中学校を卒業し、その後の学校生活が始まらないままに休校に入っています。居場所がないこと、縛るものがないことなどが彼らの生活にどう影響するのか、非常に心配ですね。

 

また、中学・高校三年生たちは受験を控えた時期でもあります。

自分から進んで勉強できる生徒はこの時期でも勝手にやっていることでしょうが、そうではない生徒も多くいます。

その生徒たちは学校に毎日通い、課題を渡され、授業でやらされるうちに徐々に受験に向けたモードに切り替わっていくわけです。これは教員がどうこうできるものだけではなく、周りの生徒たちが徐々に目の色が変わっていくことなど、「社会的な変化」から影響されて成長していくものだと思っています。

人間誰しも、一人で何かができるほどよくできた人ばかりではありませんからね。

 

さて、この周りからの圧力を感じられずにこの時期を過ごす受験生たちは非常に苦しい立場になることが予想されます。

 

この状況で教員が何もしないわけでは決してありません。様々な学校の先生からもお話を聞いていますが、様々な手法で生徒の学習機会を担保しようと動かれています。

 

そして進学に力を入れている学校ほど、保護者からの相談やクレームも多いようです。

 

「学校は何もしてくれないんですか!」なんてセリフも聞かれるようです。

 

とても難しい問題ですね。

 

と、まあ今は整理もせずにだらだらと書いていますが、こんなことをやっていると、教員も中々休業にはできません。リモートで、時差出勤で、交代勤務で、など様々な工夫を凝らしながら、次なる状況に対応できるように準備を進めている最中です。